UNIQUEONの財布は値上げ?上がった財布と据え置き財布で買うならどっち

机に並べたコードバンの財布5種類

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UNIQUEON(ユニコーン)の財布を紹介しているブログを読んで、公式サイトを開いた人は、たぶん一度手が止まっています。

記事に書いてあった値段と、いま公式に出ている値段が違うからです。安い買い物ではないだけに、「自分の見た情報はどこまで古いのか」が気になって、先へ進めなくなります。

UNIQUEONの財布は約2年間値段が動かず、
最近になってラウンドファスナーとミドルウォレットの2つだけ上がりました。

束入れとライトウォレットは1円も動いていません。

ブランドの正体も先に書いておくと、UNIQUEONはコードバンの染色・仕上げを専門にしてきたレーデルオガワが、自分の名前で財布まで作って売っているブランドです。

値上げした2つは、ただ高くなったのではなく、内装とファスナーが作り替えられています。いまの棚には「作り替えとともに値段が上がった財布」と「据え置きのままの財布」が並んでいる状態です。

どちらを選ぶかで、この買い物の景色は変わります。

【UNIQUEON-ユニコーン-】

艶のあるコードバンの長財布のアップ
目次

UNIQUEONの財布の値段が2年ぶりに

モデル2023年6月〜2025年3月今日(2026年8月)差
ラウンドファスナー81,400/85,800円84,700/89,100円+3,300円
ミドルウォレット37,400/39,600円41,800/44,000円+4,400円
バンドル(束入れ)67,100/70,400円67,100/70,400円変わらず
ライトウォレット39,600円39,600円変わらず

各行の2つの数字は、単色モデルと2段染めモデルの値段です。

値上げした2つの財布の変わったところ

値段だけ見ると「値上げか」で終わりますが、値上げした2つの商品ページを読むと、作りが変わっています。

公式の記載から、変更点は3つ拾えます(公式 ミドルウォレット アトモスフィア/公式 ラウンドファスナーウォレット アトモスフィア)。

①内装が、イタリアの名門レザーに変わった

新しいモデルの内装には、イタリアのバダラッシュ・カルロ社のミネルバボックスが使われています。

伝統のバケッタ製法でなめされた、経年変化に定評のあるタンニンなめし革で、公式は「コードバンとの相性は抜群」と書いています。

ラウンドファスナーにいたっては、この革の総革張り仕様です。表がレーデルオガワのコードバン、内がミネルバボックス。

開いたときの中身まで、育つ革になりました。

②ファスナーが、滑らかさ重視に作り替えられた

前のモデルはYKKの上位ファスナー「エクセラ」のダブル仕様でした。

新モデルは同じエクセラのシングル仕様に変更されています。公式の説明では、強度はほぼ維持したまま、開閉の滑らかさを上げるための変更です。

ラウンドファスナーはさらに、引手が金属からコードバンの革引手に変わりました。毎日何度も触る部分なので、ここは使い勝手に直結します。

③2段染めの色が4色に増えた

2段染めのモデルは、看板色のアトモスフィア(ブルー×ワイン系)とメソスフィア(ブラウン系)に、マンゴーラッシュ(オレンジ系)とオールブルー(ブルー系)が加わって4色になっています。

単色4色と合わせると、選べる幅はいまが過去いちばん広い状態です。

公式の説明では、単色モデルは水性のアニリン染料が得意とする彩度の高い透明感が持ち味。

2段染めは、2つの色を重ねて色の移ろいを表現したモデルです。落ち着いた仕事道具として使うなら単色、鞄から出すたびに景色が変わる一点ものが欲しいなら2段染め、という分かれ方になります。

まとめると、ミドルの+4,400円とラウンドの+3,300円は、内装の革とファスナーの作り替え代と読むのが実態に近いところです。

値段の数字だけで「高くなった」と切り捨てるのは、少しもったいない変更内容です。

なぜこの値段で買えるのか

他ブランドとの比較で迷っている人のために、このブランドの成り立ちも短く書いておきます。

通販サイトに必ず置かれる特定商取引法に基づく表記を開くと、販売業者の欄には「有限会社レーデルオガワ」とあります。

コードバンの染色・仕上げを長く専門にしてきた千葉県柏市の会社が、自分のブランドとして財布まで作って売っている。それがUNIQUEONです。

ふつう、革は仕上げ元から問屋やメーカーを経て製品になります。

その中間がないぶん、コードバンのラウンドファスナーが8万円台に収まる。名の通ったブランドの同じ形が10万円を超えることを考えると、この値付けの意味が見えてきます。

この成り立ちは、値段以外のところにも効いてきます。

UNIQUEONは仕上げ元の直営ブランドで、百貨店の棚に大量に並ぶ大手ブランドとは売り方が違います。買う場所は公式の通販と銀座1丁目の旗艦店が中心なので、知名度で選ぶ人の手には渡りにくい。

ロゴではなく革と仕立てで選びたい人、人とかぶりにくい財布を探している人には、この距離感がそのまま利点になります。

しかも公式は必要以上の塗装・色止め加工をしていないと書いていて、トラやシワの出方は1点ずつ違います。同じ色を選んでも、手元に来るのは同じ顔ではありません。

【UNIQUEON-ユニコーン-】

サイズと収納で選ぶ革財布

手のひらサイズのコードバンのミニ財布
財布の種類値段(税込)公式の仕様から
ミニウォレット「レイズ」26,400円いちばん小さい入口
ライトウォレット39,600円薄く軽く持つタイプ。値段据え置き
ミドルウォレット41,800/44,000円縦7.5×横11.5×厚み2cm。カード10枚前後・札8枚・小銭10枚で余力
バンドル(束入れ)67,100/70,400円札とカード10枚の薄いつくり。値段据え置き
ラウンドファスナー84,700/89,100円縦9.5×横19.5×厚み2cm。カード12枚・通しマチ2

ここから、種類ごとの大きさと収納を公式の仕様から短くまとめます。

ミドルウォレットは、両側にサイドポケットを備えていて、公式はSuicaやクレジットカードのタッチ決済を想定した設計だと説明しています。

財布を閉じたまま、左右どちらからでもかざせる作りです。中の構成はカード段・小銭スペース・三つ折りの札が入るセンターポケットに、外側のサイドスペースが2つ。

カード10枚前後・札8枚・小銭10枚を入れても余力があると公式が書いているとおり、現金もカードも使う人の日常に、いちばん寄せてあります。

束入れは、スーツの内ポケットに収まる札入れです。

札入れのマチは1万円札とほぼ同じ長さで設計されていて、そのぶん縦を縮めて片手で握れる大きさに仕立てたと公式が書いています(公式 バンドルウォレット アトモスフィア)。

カードは10枚、名刺や領収証を逃がすアンダースペース付き。厚みの出ない薄型なので、会食や式の多い人が場面で持ち替える財布としても選ばれています。

ラウンドファスナーは全部を1つにまとめる王道です。カード12枚に札入れの通しマチが2つ、カード段の両サイドには領収証や数枚の名刺を挟める隠しポケットまで付いています。

縦9.5×横19.5cmと大ぶりですが厚みは2cmに抑えてあり、大容量とスリムの両立をうたう作りです。

ライトウォレットは、この3つより薄く軽く持つタイプ。レイズは手のひらに収まるいちばん小さい入口で、26,400円と値段も手前にあります。

正直に言うと、いま選ぶならこの順です

値段の動きと中身を並べたうえでの、私たちの整理です。

いちばん妙味があるのは、据え置きの2種の財布です。

束入れ67,100円とライト39,600円は、周りが上がったなかで2年前と同じ値段のまま。とくに束入れは、札を折りたくない人向けの財布として値段が動いていないのが光ります。

ミドルウォレットは上がりましたが、上がった中身(ミネルバボックスの内装・ファスナー改良・タッチ決済ポケット)を欲しい人にとっては、41,800円でも筋の通った買い物です。

キャッシュレス中心の生活なら、5種類でいちばん今の使い方に合います。全部入りが欲しければラウンドファスナー、まず革を試したければレイズの26,400円です。

レイズの色はバーガンディーとブラウンの2色。ここまでで、自分に合う財布が決まるはずです。

買う前に確かめておく2つと、実物を見られる場所

コードバンの財布の表面を伝う水滴

買う直前の人にこそ伝えたい注意を、公式の記載から2つ引きます。

1つ目は水です。UNIQUEONのコードバンはアニリン染めで、使いはじめの薄いコーティングは3か月ほどで取れていき、防水性能はないと公式が明記しています。

商品ページの注意書きにも、雨や汗の水分で退色・変形・ブク(水ぶくれ跡)が出ることがあるとはっきり書かれています。雨の日にむき出しで持つ財布ではありません。

コーティングが取れて半年ほどたつと革の繊維に直接触れられるようになり、そこからが経年変化の本番だと公式の素材解説にあります。

買った直後に変化が地味でも、革が悪いのではありません。時間割どおりに進んでいるだけです。

2つ目は、革の個体差です。公式は「必要以上の塗装・色止め加工を行っていない」と書いていて、そのぶんトラ・シワ・ピンホールといった天然革の表情が製品に出ます。

均一な工業製品の顔を求める人には向きません。逆に、その一点ものの表情ごと楽しめる人のためのブランドです。ここで引き返すのも、正しい判断のうちです。

実物は、銀座1丁目の旗艦店で見られます

この2つがどうしても画面越しでは判断しきれないなら、実物を見に行く手があります。公式サイトによると、UNIQUEON初の旗艦店が銀座1丁目に開かれています。

コードバンの艶、2段染めの色の移ろい、トラやシワの出方は、写真より実物のほうがはっきり分かります。

東京圏の方は、先に見てから決めれば、数万円の買い物で後悔する芽をほぼ潰せます。

遠方の場合は公式の通販で買うことになるので、水と個体差の2点を納得してから進めてください。

【UNIQUEON-ユニコーン-】

UNIQUEONの財布のよくある質問

Q. レーデルオガワとは何ですか?

コードバンの染色・仕上げを専門にしてきた千葉県柏市の会社で、UNIQUEONはその会社自身が販売元のブランドです。

通販サイトの特定商取引法に基づく表記の販売業者欄に、有限会社レーデルオガワと書かれています。革を仕上げた会社が、そのまま財布まで作って売っている成り立ちです。

Q. コードバンはなぜ高いのですか?

馬の臀部からわずかしか取れない希少な革で、繊維が詰まって硬く、扱える会社が世界でも数社しかないためです。

手間と技術の分が値段に乗ります。そのかわり密度の高さで、5年10年使ってもハリとコシが保たれる革だと公式は説明しています。

Q. コードバンの欠点は何ですか?

水に弱いことと、傷が目立ちやすいことです。濡れると水ぶくれ跡やシミが出ることがあり、なめらかな艶ゆえに浅い線傷も見えやすい革です。

乾拭き中心の手入れと、雨の日は鞄で守る習慣で付き合います。

Q. 値段はまた上がりますか?

分かりません。言えるのは事実だけで、約2年動かなかった値段が最近動き、上がったのは作り替えのあった2つだけでした。

据え置きの束入れとライトがこの先どうなるかは、公式にも書かれていません。値段を理由に急がせる記事もありますが、確かなのは「今日の値段は公式に出ている」ということだけです。

Q. 単色と2段染めは、どちらを選べばいいですか?

公式の説明では、単色は水性のアニリン染料が出す彩度の高い透明感、2段染めは下地の色を重ねて奥行きを出す仕上げです。

スーツに合わせて静かに持つなら単色、光の角度で表情が変わる革を楽しみたいなら2段染め。値段は2段染めが2,200〜4,400円高くなります。

Q. 実物はどこで見られますか?

公式サイトによると、UNIQUEON初の旗艦店が銀座1丁目に開かれています。そのほかは公式の通販で買う形です。

まとめ

UNIQUEONの財布の現在地は、3行で言えます。ラウンドとミドルは作り替えとともに値段が上がった。束入れとライトは2年前のまま。差額で何が変わったかを見てから選べば迷わない。

この3行が頭に入っていれば、古い記事の値段に惑わされることはありません。上がった中身に価値を感じるならミドルかラウンドを、変わらない値段を味方にするなら束入れかライトを。

どれを選んでも、待っている時間は同じです。

薄いコーティングが取れる3か月、繊維に触れられるようになる半年、そこからが経年変化の本番だと公式は書いています。

密度の高いコードバンは5年10年でもハリとコシが保たれ、値上げした2つは内装のミネルバボックスまで育つ革になりました。

買った日がいちばんきれいな財布ではなく、使うほど自分の色に寄っていく財布です。

だからこそ、水と個体差の2点だけ先に飲み込んでおけば、あとは長く付き合えます。

決め手が値段でも色でも、確かめる場所はひとつです。今日の棚は、公式でどうぞ。

【UNIQUEON-ユニコーン-】

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