NAGATANIのカラーオーダー(OAF)とは?色を選べる本革バッグの注文ガイド

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百貨店のバッグ売り場を一周して、結局なにも買わずに出てきたことはありませんか。形は気に入ったのに、並んでいるのは黒とベージュばかり。頭の中にある「あの色」が、どこにもない。

NAGATANI(ナガタニ)のカラーセレクトオーダーは、そんな人のための仕組みです。OAFシリーズを中心に、革・ステッチ・金具の色を自分で選び、職人が一点ずつ仕立てて届けてくれます。

この記事では、何を選べるのか、いくらかかるのか、どれくらい待つのか、そして注文前に知っておきたい注意点まで順番に整理します。読み終える頃には、自分がオーダーに向くタイプかどうか判断できるはずです。

なお筆者はOAFの実物を所有していないため、公式情報と革の一般的な性質をもとにまとめています。

先にどんな色を選べるか眺めておきたい方は、NAGATANI公式のカラーシミュレーション画面をのぞいてみると、この後の話がぐっと具体的になります

目次

カラーセレクトオーダー(OAF)とは?

カラーセレクトオーダーとは、バッグの革・ステッチ・金具の色を自分で選んで注文できる、NAGATANIの受注生産サービスのことです。

中心となるのがOAFシリーズで、注文を受けてから職人が一点ずつ仕立てます。

既製品の場合、店頭に並ぶのは売れ筋の定番色だけ。受注生産なら在庫を持たずに済むぶん、色の組み合わせの自由をそのまま買い手に渡せます。

対象はOAF-01からOAF-12までのオーダー専用モデルに加え、EMMA(エマ)やEMMY(エミー)といった人気の定番モデルにもオーダー対応があります。

革の選定から裁断、縫製、仕上げまでを専任の職人が担う、国内一貫製造です。

「オーダーメイド」と聞くと採寸や打ち合わせを想像するかもしれません。OAFは、形が完成しているモデルの色を選ぶ方式です。注文はオンラインで完結し、画面上でシミュレーションしながら組み合わせを決められます。

どんな色と素材を選べる?

選べるのは、本体の革・ステッチ・金具の3か所の色です。たとえばOAF-12なら、革は11色、ステッチは7色、金具は3色(ゴールド・シルバー・ガンメタ系)から組み合わせられます。

単純に掛け合わせると200通りを超える計算になります。同じ組み合わせのバッグを持つ人と街ですれ違う確率は、かなり低いはずです。

革は、NAGATANIの主力素材であるシュリンクレザー「ESPOIR(エスポワール)」。ドイツの老舗タンナー、ワインハイマーが手がけるキップシュリンクレザーで、世界のトップブランドにも愛される素材と公表されています。

内装にはピッグスエードが使われています。

シボ(表面の細かな凹凸)のある革は、小さな傷や擦れが目立ちにくいのが利点。毎日持つバッグに向いた性質です。

キップとは生後6か月から2年ほどの若い牛の革のことで、成牛よりキメが細かく、やわらかさと強さのバランスが良いとされています。

革の色は、黒やベージュの定番だけではありません。OAF-12の例では、キャメルやチョコ、ネイビー、オーシャンブルー、シエナといった深みのある色まで並びます。

「黒い服が多いから差し色にしたい」「全身を同系色でまとめたい」のどちらの作戦でも、答えになる色が見つかる幅です。

ひとつ正直に書いておくと、色選びの画面はスマートフォンでは正しく動かない場合があると公式が案内しています。じっくり組み合わせを試すなら、パソコンでの操作が安心です。

価格はいくら?モデル別の一覧

OAFシリーズの価格は、いちばん小ぶりなポシェットのOAF-05で178,200円(税込)から。ハンドバッグの主力は26万〜37万円の価格帯です。

型番タイプサイズ(約)価格(税込)
OAF-05ポシェットW23×H17×D9.5cm178,200円
OAF-01ハンドバッグW19×H22×D15cm264,000円
OAF-12ハンドバッグW27×H21×D15cm297,000円
OAF-02ハンドバッグB5対応327,800円
OAF-08/OAF-08 TOTEハンドバッグ/トート公式参照各369,600円
EMMA(定番のオーダー対応)ハンドバッグW36.5×H28×D15cm279,400円
EMMY(定番のオーダー対応)2WAYバッグ公式参照270,600円

価格は執筆時点の公式表示です。変わることがあるので、最新は公式サイトでご確認ください。

決して気軽な買い物ではありません。ただ、ワインハイマーの革、国内一貫製造、受注生産という作り方を並べると、この価格は職人の手間をそのまま払う金額なのだと納得がいきます。

モデルごとの実物写真と現在の納期は、公式サイトのカラーセレクトオーダー一覧で確かめられます。気になる型番を2つ3つ見比べてから戻ってくると、この先の注意点が自分ごとになります。

納期はどれくらい?注文前の注意点

お届けまでの目安は3〜4か月です。支払いは前払いで、注文後の変更・返品・キャンセルはできません。

受注生産なので、注文が入ってから革を裁つためです。あなたのためだけに作る一点ものだからこそ、途中でやめられない条件になっています。

ここは遠慮なく言い切ります。来月の旅行に間に合わせたい人、届いてから「違う色にすればよかった」と迷いそうな人に、OAFは向きません。

既製品のEMMAやEMMYを定番色で選ぶほうが幸せです。

逆に、待つ時間ごと楽しめる人には向いています。3〜4か月は長いようで、季節がひとつ変わる頃に「そろそろかな」と思い出す楽しみでもあります。

注文前に、次の4つを確かめてみてください。

  • 使う場面(通勤・お出かけ・旅行)がはっきりしているか
  • 手持ちの服を3着思い浮かべて、合う革の色を選べているか
  • 3〜4か月待てるスケジュールか
  • 前払い・キャンセル不可の条件に納得できるか

それでも迷う方のために、既製品とオーダーの違いを一枚にまとめておきます。

既製品(定番色)カラーセレクトオーダー(OAF)
定番色から選ぶ革・ステッチ・金具を自分で組む
受け取りまで在庫があれば数日3〜4か月
返品・キャンセル条件により可(公式参照)不可
支払い通常の通販と同じ前払い
向く人すぐ使いたい・定番色で十分人と被らない色を待てる人

急ぎの用事があるなら既製品、色に用事があるならオーダー。分かれ目はこの一点です。

自分で選んだ色のバッグがある暮らし

想像してみてください。

注文から4か月後、箱を開けた瞬間に現れるのは、あの夜パソコンの前で何度も入れ替えて決めた、あの組み合わせです。

友人に「その色、どこの?」と聞かれて、「色は自分で選んだの」と答える。バッグの説明が、そのまま自分の話になります。既製品では起きない会話です。

色選びに迷ったら、コートから考えるのがおすすめです。バッグがいちばん長く隣に写るのは、冬のコート。手持ちのコートの上に革の色を置いて想像すると、候補が自然に絞れます。

ステッチは革と同系色なら上品に、対照色なら一気に個性的になります。金具は、普段つけているアクセサリーの色に合わせると外しにくいようです。

時計やネックレスがゴールドの人はゴールド金具、シルバー派はシルバー金具。手元と持ち手の金具がそろうだけで、全体の印象が整います。

もうひとつのコツは、決めた組み合わせを一晩寝かせることです。夜の画面で「これだ」と思った色も、朝の光でもう一度見ると印象が変わることがあります。

キャンセルできない注文だからこそ、最後の確認は翌朝に回すくらいがちょうどいい。3〜4か月待つ買い物で、一晩を惜しむ理由はありません。

注文の流れは?4つのステップ

注文はオンラインで完結します。流れは次の4ステップです。

  1. 公式サイトのカラーセレクトオーダー一覧から、型番(形とサイズ)を選ぶ
  2. シミュレーション画面で革・ステッチ・金具の色を組み合わせる(パソコン推奨)
  3. 注文して前払いで支払う(銀行振込などは期日までに)
  4. 3〜4か月後、仕立て上がったバッグが届く

2番のシミュレーションは何度でもやり直せます。家族に画面を見せて、ああでもないと相談しながら決める時間も、オーダーの醍醐味のうちです。

よくある質問

オーダーは初めてですが、失敗しませんか?

形は完成されたモデルから選ぶので、サイズや使い勝手で失敗する心配は既製品と同じ程度です。リスクがあるのは色選びだけ。

手持ちの服との相性を確かめてから注文すれば、大きくは外しません。キャンセルできない買い物なので、深夜の勢いで注文するのだけはおすすめしません。

納期を早めてもらうことはできますか?

できません。目安は3〜4か月で、お届け日の指定変更も不可と案内されています。贈り物にする場合は、記念日から4か月以上前の注文が安心です。

EMMAやEMMYもオーダーできますか?

できます。定番モデルのEMMA・EMMYもカラーセレクトオーダーの対象です。EMMAの詳しい使い勝手はEMMAのレビュー記事で、2つの違いはEMMAとEMMYの比較記事でまとめています。

お手入れは難しくないですか?

シボのあるシュリンクレザーは傷が目立ちにくく、日常の手入れは乾拭き程度で十分といわれる革です。濡れたら早めに拭く、直射日光を避けて保管する。この2つを守れば長く付き合えます。

贈り物にも使えますか?

使えます。ただし納期が3〜4か月あるので、誕生日や記念日には早めの逆算が必要です。相手の好みの色が分からない場合は、本人と一緒にシミュレーション画面を見ながら選ぶ方法もあります。

選ぶ時間そのものが、贈り物の一部になります。

まとめ:世界にひとつの色は、待つ価値がある

OAFのカラーセレクトオーダーは、価格も納期も、気軽な買い物ではありません。それでも、自分で選んだ色の革が少しずつ艶を深めていく10年は、既製品では手に入らない時間です。

5年後、くたびれるどころか表情を増したバッグを提げて、4か月待ったあの日の自分を褒めたくなる。オーダーとは、未来の自分への仕送りのようなものだと思います。

まずは色の組み合わせを画面で遊んでみてください。買うかどうかは、そのあとで決めれば十分です。

NAGATANIというブランドそのものの評判が気になる方は、NAGATANIの評判記事もあわせてどうぞ。

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