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左利きの方。レジの前で、財布を持ち替えていませんか?
左手で財布を開き、カードを取り出そうとして、指が届かない。仕方なく右手に持ち替える。あるいは左手で押さえたまま、無理な角度で右手を差し込む。
毎日のことなので、いつのまにか慣れてしまいます。ただ、それは自分が不器用なのではありません。財布のほうが、右手で使う前提で作られているだけです。
左利き用の財布があることを知らない

Yahoo!知恵袋に、こんな質問がありました。
左利き用の財布があることを初めて知ったのですが、左利きの人は左利き用の財布のほうが使いやすいんですかね?
Yahoo!知恵袋(2024年1月10日)
実は財布にも左利きがあるという存在そのものを知らなかった、という方が意外と多いんです。
市販の財布は、どこが右手用なのか?
「左利きだと使いにくい」とひとくくりにせず、ちょっと分析してみます。
| 場面 | 右利き用で起きること |
|---|---|
| カードを抜く | カード段が右側にあり、左手の親指が届かない |
| 小銭を出す | 小銭入れの口が右向きに開き、左手だと中が見えない |
| お札を抜く | 札入れの開き方向が逆で、指を深く入れることになる |
| ファスナー | 引き手が右から左へ動く前提で付いている |
| 二つ折りを開く | 折り目の向きが逆で、開いた瞬間に中身が奥を向く |
ひとつひとつは小さな話です。ところが財布は1日に何度も開くもの。年に千回を超える動作にかなりストレスを感じてくるかと思います。
いちばんは、お札の出し入れです
同じ知恵袋に、右利きの人が左利き用を買おうか迷って立てた質問がありました。回答が的確でした。
お札の出し入れを利き手ではない左手で行う事になるので当然、使い辛いです。
Yahoo!知恵袋(2026年2月8日)
右利きの人が左利き用を持つと使いにくい。この当たり前の一文は、裏返せばそのまま答えになります。
お札は指先でつまんで引き抜く動作なので、手先の細かい力加減がいちばん要ります。だからここがかなり気になるポイントだったんです。
【moku】の購入はコチラ!左利き用が良いというわけではありません
先ほどの知恵袋の質問に、こんな回答も付いていました。
そうでもないかも? 左利きですが、普段右利き用に慣れているので使いにくそう。
これは無視できない声です。長年その不便に合わせて動きを作ってきた人にとっては、反転したほうが違和感になる場合があります。
ですから、左利きなら必ず左利き用がよい、とは書きません。
- 右手に持ち替える動作が習慣になっている方 … 変える価値があります
- 左手のまま無理な角度で使っている方 … 変える価値があります
- もう完全に右利き用の動きが体に入っている方 … 急いで変える必要はありません
左利き用の財布のブランド
mokuという日本の革小物ブランドが、主力の財布に左利き仕様を用意しています。
色違いや別注ではありません。通常版と同じ商品ページの中に、色ごとに「左利き」の選択肢が並んでいます。特別な扱いではなく、はじめから選べるという店が細やかな思いやりを感じるメーカーだと感じれます。
mokuとはどんなブランド?

神奈川・溝の口に本店を置く革小物のブランドです。夫婦の工房から始まり、2021年に法人化しています。
作っているのは「小さく薄い財布」。長財布のUNOシリーズは、一万円札の長辺16cmに対して全長16.3cmという設計で、意匠権(意匠登録第1740629号)を取得しています。
紙幣を入れる部分に縫製をせず、折り込んでホックで留める。「縫製を捨てる」ことで、縫い代のぶんの余裕をなくしたそうです。
取扱店は渋谷・東京丸の内・鳥取・福岡・長崎のほか、SHIPSとのコラボが15店舗とい全国に展開する素晴らしい革製品メーカーです。
mokuの左利き仕様とは
公式の説明はこうでした。
左手で収納物を出し入れすることを想定し、通常仕様の左右が反転した形となっています。
色を変えたのでも、パーツを付け足したのでもなく、構造そのものを鏡に映しています。カード段の向き、小銭入れの開く方向、札入れの位置。すべてが左手から見て自然な配置になります。
三つ折りのPALUMOにも同じ考え方が入っていました。
通常版(右利き仕様)とは構造を反転させ、左手でお札やカードを取り出しやすい設計となっております。
あとから思いついた対応ではなく、設計の段階から左右の型を持っているということです。
公式が書いていて意外だったこと
左利き仕様の説明に、こう続きます。
左利きの方はもちろん、「普段は右利きだけど、カードや小銭は左手で扱う」という方にもおすすめです。
利き手は右でも、財布は左手で持って右手で操作する人がいます。その場合、財布側から見れば「左手で支えて右手で抜く」のではなく「左手側から中身にアクセスする」形になる。
自分が左利きかどうかではなく、どちらの手で中身を触っているかで選べるということでした。
選べる左利き用革製品は2種
| UNO ver.2 | PALUMO | |
|---|---|---|
| 形 | 小さく薄い長財布 | 三つ折りミニ財布 |
| 価格(税込) | 31,900円 | 24,200円 |
| 左利き用の色数 | 7色 | 5色 |
| 公式のレビュー数 | 9件 | 36件 |
| 向く人 | お札を折りたくない | とにかく小さくしたい |
価格は2026年8月23日時点のブッテーロとプエブロのものです。素材によって変わります。
いちばん大事な点:左利き用でも値段は同じでした
左利き用特注という印象なら価格は確かめておきたい方が多いはずです。
UNO ver.2 Butteroは7色すべて31,900円で、そこに「blue-左利き」「black-左利き」といった選択肢が並びます。左利きを選んでも31,900円のまま。追加料金はありません。
PALUMOも同じで、5色すべて24,200円。左利き仕様も24,200円でした。
特別仕様として上乗せされることが多い領域なので、ここは正直に評価してよい点だと思います。
UNO ver.2は、何がそんなに小さいのか
数字で見たほうが早いでしょう。公式が挙げているのは次のとおりです。
- 全長16.3cm。一万円札より0.3cm大きいだけ
- カード13枚・硬貨25枚・紙幣25枚(従来モデルはカード7枚・硬貨20枚・紙幣20枚)
- 財布中央部の薄さは18mm。いちばん厚くなる小銭入れの部分でも25mm程度
- カードが縦に並び、重なるのは3枚まで
薄さの理由は、カードの重なりを減らしたことと、仕切りをなくしたことにありました。よくある財布はカードが横に並び、5〜6枚が重なります。
ファスナーには、しっかり持って引かないと開かないロック機能が付いています。鞄の中で勝手に開くのを防ぐためだそうです。
UNO ver.2は素材で値段が変わります
同じUNO ver.2でも、使う革によって価格が違います。2026年8月23日時点で確認できたものを並べます。
| 素材 | 価格(税込) |
|---|---|
| Buttero(ブッテーロ) | 31,900円 |
| Noblessa(ノブレッサ) | 31,900円 |
| Pueblo(プエブロ) | 31,900円 |
| Plus Rugato(ルガト) | 39,600円 |
ブッテーロはイタリアンレザーの定番で、成牛のショルダー部分を植物タンニンでなめした革。ハリとコシがあり、育つ過程で深みが出ます。
左利き用が用意されているかは素材ごとに違うので、色を選ぶ欄で確かめてください。
売れている型なのか、数字で見ておきます
買う前に気になるところだと思います。公式が挙げている実績はこうでした。
- 初代UNOはクラウドファンディングで430名が購入。公式通販の平均レビューは5点満点で4.7
- UNO ver.2は2024年7月から9月のMakuakeで先行販売。75日間で852名・合計22,569,600円の予約
- PALUMOは日本テレビ「シューイチ」の下半期ブレイク予測で紹介
左利き用だけの数字ではありませんが、型そのものが試されていることは分かります。
PALUMOは三つ折りの弱点をつぶしにきた型です

mokuはこれまで三つ折りを作ってきませんでした。理由が公式に書かれています。
厚みが出てポケットが膨らむ。お札が出し入れしづらく、折り曲げて入れるものもある。小銭は奥に入り込むと見えず、指も届かない。納得できる三つ折りに出会わなかったから作らなかった、とのことでした。
その反省が入っているのが、お札の入れ方です。少し湾曲はするものの、まっすぐ入れて、まっすぐ抜ける。札入れには親指を掛けるポケットが付いていて、つまみやすくしてあります。
特許は申請済み。日本テレビ「シューイチ」の下半期ブレイク予測でも紹介されたそうです。
色は、迷ったら暗い色から入るのが無難です
左利き用は選べる色が絞られます。UNO ver.2 Butteroなら7色、PALUMOなら5色。通常版と同じ数だけ用意されていますが、そもそも全色ではありません。
タンニンなめしの革は、使ううちに色が濃く変わっていきます。明るい色ほど変化が大きく出るので、最初の1つは落ち着いた色を選んでおくと、数年後の見え方で驚かずに済みます。
それでも色から入りたい方は、色を先に決めてから、その色に左利き用があるかを見るという順番でも構いません。
買う前に確かめておく4つ
- 色の選択肢に「-左利き」が付いているか。色を選ぶ欄で見分けます
- 予約品かどうか。予約品でなければ5営業日以内の発送です
- 予約品は1〜2か月先になる場合があります
- 送料は5,000円以上で無料。どちらの財布も条件を満たします
注文画面で通常版を選んでしまうと、届いてから気づくことになります。色名の末尾を、注文ボタンを押す前に必ず見てください。
アウトレットという入口もあります
公式にはアウトレット品の枠があり、そこにも左利き用が並ぶことがあります。2026年8月23日時点では、UNO ver.2のButteroとPuebloが25,520円(通常31,900円)で出ていました。
いきなり3万円台は重い、という方には現実的な入口でしょう。ただし出るものは日によって変わります。
それでも向かない人
- 右利き用の動きが完全に体に入っている方。反転が違和感になります
- 店頭で現物を確かめてから決めたい方。取扱店は限られます
- 小銭を大量に持ち歩く方。硬貨25枚が上限の目安です
- すぐに欲しい方。予約品だと1〜2か月かかる場合があります
よくある質問
左利き用は追加料金がかかりますか
かかりません。UNO ver.2もPALUMOも、通常版と同じ価格でした。
右利きですが、左利き用を買っても大丈夫ですか
公式は「普段は右利きだけど、カードや小銭は左手で扱う」方にも勧めています。ただし知恵袋の回答にあったとおり、お札を右手で抜く習慣のある方には使いにくくなります。どちらの手で中身を触っているかで判断してください。
店頭で見られますか
溝の口の本店のほか、渋谷・東京丸の内・鳥取・福岡・長崎に取扱店があります。SHIPSとのコラボも15店舗。ただし左利き用の在庫が店頭にあるかは店舗によります。
どのくらいで届きますか
予約品と書かれていない色は、5営業日以内に発送されます。予約品の場合は1〜2か月先になる可能性があると案内されていました。
他のブランドにも左利き用はありますか
数は多くありません。左右で型を作り分けるということは、木型も裁断も縫製の順序も別に用意するということで、その手間を掛けられる作り手が限られるためです。だからこそ、選べること自体に値打ちがあります。
プレゼントに選んでも大丈夫ですか
贈る相手が左利きだと分かっていても、注意が要ります。ここまで見てきたとおり、右利き用に慣れきった左利きの方には合わないことがあるためです。使っている財布の持ち方を知らないうちは、通常版のほうが無難でしょう。
まとめ
財布が左利きだと使いにくいのは、慣れの問題ではありません。カード段の向き、小銭入れの開き、札入れの位置。市販の財布は、すべて右手で扱う前提で設計されています。
- いちばん不便が出るのはお札の出し入れ
- ただし右利き用に慣れきった方には、反転が違和感になることもある
- mokuは左右を反転させた専用モデルを、通常版と同じ価格で用意している
- UNO ver.2は31,900円で7色、PALUMOは24,200円で5色
左利きの方って、普通の財布は使いにくいですよね。【moku】の購入はコチラ!
mokuなら、左利き専用に作られた財布があります。一度使ってみて、その使いやすさを確かめてみてください。
